東京都内で大発生中のトコジラミとダニの違い
近年都内を中心に増え続けているトコジラミ。その被害は拡大中です。また刺された時の痒さは、蚊に刺された時の10~20倍くらい痒いと言われています。
トコジラミの生態については過去のブログでご紹介しておりますので、今回はダニとトコジラミの違いについて書いて行きたいと思います。
トコジラミとは
トコジラミは、5㎜~8㎜ほどで夜行性です。昼間は畳の隅や襖や障子の隅などの暗い隙間に潜み、人間が寝ている間に吸血します。そして一度だけでは無く、移動しながら何回も吸血しますので、気がつくと10数か所刺されていたりします。
刺されると赤く腫れあがり、激しい痒みが一週間以上も続くと言われています。トコジラミは毎日産卵します。(一日に5~6個)気づかずに放っておくと知らず知らずのうちに大変な数に膨れ上がります。
トコジラミは殺虫剤に強く、市販の殺虫剤では駆除するのが難しいです。(すなわち素人では難しいと言う事ですね)
以上のことからトコジラミを見つかり、刺されたりしたらプロの専門業者に相談する事をお勧めいたします。
トコジラミの生息しやすい場所とは
家の中でトコジラミはどういう場所に巣を作る傾向にあるのか?またどんな場所を好むのか?などについて弊社オリジナル動画にてご紹介しております。
下記ボタンをクリックの上、ご覧になってください。
ダニの種類について
ダニは、クモやサソリの仲間。体調1㎜以下で目視するには少し困難です。家にいるダニの7割~8割はヒョウダニやコナダニです。しかしヒョウダニやコナダニは、その死骸や糞がアレルゲンの原因となりますが人を刺す事はありません。
人を刺すダニは、ツメダニとイエダニです。
ツメダニとは
ツメダニとはコナダニ等をエサにしているダニで、体調は0.3~1.0㎜くらいです。ツメダニは本来は人を刺す事の無いダニで、大量発生によりエサとしているダニがいなくなると刺すのみで吸血することはありません。
刺されると皮疹を起こし、痒みは1週間くらい続きます。
イエダニとは
イエダニとは、主にネズミに寄生し、ネズミの血をエサにしているダニで、体調は0.6~1.0㎜くらいです。ネズミがいなくなると新たに寄生先として人間の血を吸いに来ます。
刺されると1〜2㎝くらいに腫れ上がり、真ん中に水泡が見られう場合があります。痒みは1週間くらい続き、近くに数ヶ所刺される場合が多いです。
トコジラミとダニの見分け方
ダニとトコジラミの違いは、成虫の大きさが違います。ダニは種類によって違いますが、0.2mm~0.5mmと小さく、目視で見つけるのは難しいです。
トコジラミは、5mm~8mmと害虫の中では比較的大きく、目視でも見つけやすいです。このページでも画像を載せておりますのでトコジラミの姿は頭の中に記憶しておいてください。
トコジラミは人を刺す時以外は、狭くて暗い隙間に固まっている習性があり、黒い血糞を残します。部屋の隅に黒い点々としたものがあったらトコジラミがいると思ってください。また脱皮もしますので、抜け殻が残っていることもあります。
刺された痕の見分け方
ダニは服とかに隠れた人の柔かい場所を刺します。(二の腕、太腿、お腹など)
トコジラミ は部位に関係なく吸血します。(トコジラミ は顔も刺します)
被害を受けた場所の違いで判断をしても良いかと思います。
トコジラミを映像をご紹介します。
上野の某所で作業中に発見したトコジラミが実際に動いているところを撮影に成功したので、ご紹介します。
トコジラミは狭い所が大好きでだってことがよくわかる映像です。
ご相談・お見積りは無料です
トコジラミに関するご相談・お見積りは無料にて承ります。どんな些細な事でもOKです。何かお困りの事がございましたら、下記フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。
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2021年5月に名古屋千成通店がOPENしました。名古屋地区で害虫でお困りの方、下記ボタンをクリックの上ご覧になってください。
スタッフブログ
その他害虫に関する情報は、スタッフがブログにてご紹介しております。こちらの方もご覧になってください。
「これって何虫?どうやって駆除するの?」について解説しています。
トコジラミ駆除の方法や市販の殺虫剤などについて書いています。
トコジラミ潜む場所場所を実際に現場で撮影した画像付きご紹介しております。
執筆者:ダスキン東寺尾支店 斉藤 英一