家にゴキブリが出る原因と対処法|予防から駆除、業者依頼のタイミングまでを解説!
「最近、家にゴキブリが出て困っている…」
夜中にキッチンで見かけて驚いたり、寝ている部屋で出くわした経験はありませんか?ゴキブリは不快なだけでなく、雑菌を媒介するため衛生面でも危険です。
この記事では、なぜゴキブリが家に出るのかという原因から、今すぐできる予防法、そして出てしまったときの対処法や業者に頼る判断基準までを詳しく解説します。
「もう二度と家でゴキブリを見たくない!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
なぜゴキブリは家に出るの?考えられる5つの原因
ゴキブリは「エサ・水・隠れ家」が揃っている場所を好みます。あなたの家にも思いがけない理由でゴキブリが侵入しているかもしれません。主な原因を5つにまとめました。
食べかすや生ゴミの放置

ゴキブリは非常に嗅覚が鋭く、わずかなニオイにも反応する雑食性の昆虫です。人間の食べ残しはもちろん、調理中にこぼれたカスやペットフード、開封済みのお菓子袋の中身など、あらゆる有機物がターゲットになります。
特に注意したいのが、夜間に出しっぱなしにした食品や、蓋のないゴミ箱に捨てた生ゴミです。ゴキブリは夜行性のため、人が寝静まった頃に活動を始め、こうしたエサを求めてキッチンに現れます。
また、未洗いの食器やシンクの生ゴミネットも彼らにとっては「ごちそう」。ゴキブリの出現を防ぐには、食後すぐの片付け、蓋付きゴミ箱の使用、こまめな清掃が必須です。
湿気の多い場所

ゴキブリは水分を摂取しなければ数日で死んでしまうため、湿気のある場所を好みます。特に、日本の高温多湿な気候は彼らの活動に最適な環境と言えます。
代表的な生息場所は以下の通りです:
- 浴室の排水溝や換気の悪い隅
- 洗面所の洗濯機裏や棚の下
- キッチンのシンク下や冷蔵庫裏
これらの場所は常に水気があり、湿度が高くなりやすい場所。換気扇を回さなかったり、使用後に水気を拭き取らなかったりすると、ゴキブリにとって格好の住処になります。
また、浴室の換気扇を止めたまま長時間放置すると湿気がこもりやすいため、使用後は必ずしっかり換気を行いましょう。
家の隙間や配管の穴

ゴキブリの身体は柔軟で、わずか2〜3mmの隙間でも通り抜けることができます。特に侵入経路になりやすいのが、以下のような場所です。
- キッチンやトイレ、洗面所の水道配管の穴
- エアコンの配管カバーの隙間
- 床と壁の接合部分や巾木の裏
- 玄関ドアの下部の隙間
築年数の古い家やアパートは、こうした構造上の隙間が多く、コーキング材が劣化していたり、カバーがずれていたりしてゴキブリの侵入を許してしまうことがあります。
対策としては、市販のすきまテープやパテ、配管用キャップなどで物理的に遮断することが重要です。
ダンボールや新聞紙の山

意外と見落としがちなのが、ダンボールや古新聞などの紙類の放置です。ゴキブリは紙の繊維を食べることができるうえ、重なった隙間が「巣作り」に最適な空間となります。
例えば
- 通販で届いたダンボールを放置している玄関や廊下
- 新聞紙やチラシを積み上げたリビングの隅や押し入れ
- 未整理の段ボール収納がある納戸やクローゼット
こうした場所は湿気もこもりやすく、ゴキブリが繁殖するには最適な環境となります。特に夏場は、放置して1週間ほどで卵を産み付けるケースも。
対策としては、使い終わったダンボールや新聞紙は速やかに処分し、なるべく床に直置きしないようにしましょう。
排水口や下水からの侵入

多くの方が「高層階だから安心」と思いがちですが、ゴキブリは配管や排水管を通じて上下階を自由に行き来できる能力を持っています。
特に注意したいのは:
- キッチン・浴室・洗面台の排水口
- トイレの便器裏や配管周辺
- 洗濯機の排水ホースの接続口
これらの場所にある排水トラップ(水封)が乾燥していると、下水からゴキブリが逆流して侵入する恐れがあります。
対策としては、以下を徹底しましょう:
- 長期間使わない排水口には水を流して水封を維持する
- 排水口には防虫キャップやネットをつける
- 夜間は排水口に蓋をしておく
こうした対策で、下水からの侵入ルートを封じることが可能です。
ゴキブリが好む家の特徴とは?あなたの家も当てはまるかも
ゴキブリが「住みたくなる家」には共通の特徴があります。これに当てはまるほど、出現リスクが高くなります。
気温が高く湿気が多い

ゴキブリは20〜30℃の温度帯で最も活発に活動します。特に梅雨から夏にかけての日本の気候は、高温多湿で彼らにとってまさに「理想の環境」です。
湿気があると、ゴキブリの体内の水分バランスが保たれやすく、生存率や繁殖力が上がると言われています。加えて、湿気の多い環境ではカビや腐敗物も発生しやすく、これがゴキブリのエサにもなります。
対策としては、以下を意識しましょう:
- 除湿器や換気扇を積極的に使用する
- 浴室・キッチン・押し入れなどの湿気を溜めない
- エアコンのドライ運転やサーキュレーターの併用
モノが多くて掃除が行き届いていない

ゴキブリは物陰や狭い場所、ホコリの溜まる空間を巣や隠れ場所として利用します。そのため、家具の裏、家電の隙間、押し入れの中など、掃除がしにくくモノが密集している場所は要注意です。
特に以下のような状況は危険です:
- 使っていない段ボールや家電が床に直置きされている
- 本棚の裏やテレビ台の隙間に長期間手を入れていない
- 押し入れやクローゼットの中が物でパンパン
これらの「人の手が届かない、動かされない場所」は、ゴキブリにとって安全で快適な隠れ家になってしまいます。
対策としては、定期的な整理整頓と掃除が鍵です。「床からモノを減らす」だけでも、格段に効果があります。
キッチン周りが汚れている

キッチンは、ゴキブリにとって「食料・水分・隠れ場所」が揃う最高のスポットです。調理中や食後の掃除を怠ると、油汚れや食べかす、水滴などが残り、これがゴキブリのエサになります。
例えば、以下のような状態は非常に危険です:
- コンロ周りの油飛び・焦げ付きがそのまま
- 食器や調理器具が未洗いのままシンクに放置
- 生ゴミが蓋のないゴミ箱に入っている
- シンク下の収納が湿っていて整理されていない
ゴキブリは油分を特に好むため、フライパンや換気扇フィルターなどの汚れにも群がります。
日常的にできる対策は、次の通りです:
- 食後すぐの片付けとシンクの拭き上げ
- こまめなコンロ周りの掃除
- ゴミは密閉して早めに処理
換気が悪く閉め切った空間が多い

空気の流れがない部屋は、湿気がこもり、温度も上昇しやすくなります。こうした環境はゴキブリが繁殖・定着しやすい条件を満たしています。
とくに以下のような場所は要注意です:
- 1日中窓を閉めっぱなしの部屋
- 押し入れや収納スペースの中
- 換気扇を回さないまま放置されている浴室やトイレ
閉め切った空間は、「暗く・湿っていて・人の気配がない」というゴキブリの好条件が重なります。しかも発見が遅れやすいため、繁殖されると手に負えなくなることも…。
対策としては:
- 1日1回は窓を開けて空気を入れ替える
- 押し入れやクローゼットも定期的に開放
- 換気扇は24時間運転が理想
夜間に電気を消して静かになる家

ゴキブリは完全な夜行性であり、主に人間が寝静まった夜中に活発に行動します。そのため、昼間にゴキブリを見かけることがなくても、「出ていない」とは限りません。
以下のような家庭環境は要注意です:
- 夜間、リビングやキッチンを完全に無人&真っ暗にしている
- 消灯後のゴミ放置、食器の放置がある
- 深夜の間にキッチンを使う人がいない
ゴキブリは人間の足音や振動を嫌いますが、静かになった途端に出現します。夜中に電気をつけたら「サッ」と何かが逃げた、という経験がある方も多いはずです。
対策としては:
- 就寝前のゴミ捨て&シンク掃除を習慣にする
- 常夜灯やLEDライトでわずかに明かりを残す
- ゴキブリ駆除トラップを夜間に重点的に仕掛ける
今すぐできる!ゴキブリを寄せつけない予防対策
家に出てからでは遅い!事前にできる予防対策を徹底すれば、ゴキブリの侵入リスクを大きく減らせます。
食べ物は密閉容器に入れる

ゴキブリは嗅覚が非常に敏感で、ほんのわずかな食べ物のニオイにも反応します。お米、砂糖、パン粉、ドライフードなどの食品を袋のまま放置していると、ゴキブリにとっては「ごちそうの匂い」です。
特に以下のような食品は密閉が必須です:
- 米びつ(開放型より密閉型が安心)
- 粉もの(小麦粉、パン粉、お好み焼き粉など)
- 調味料(砂糖・みりん・ソースなど)
- ペットフード
対策としては、密閉容器(スクリュー式やパッキン付きの保存容器)を使用し、開封後は必ず密閉して保管するようにしましょう。
生ゴミは毎日捨てる

ゴキブリの大好物は生ゴミや傷んだ食品です。特に夏場は、室温の上昇によって腐敗が早まり、強烈なニオイを発します。このニオイがゴキブリを遠くからでも引き寄せてしまいます。
以下の点を意識しましょう:
- ゴミ袋は室内に置かず、こまめに屋外のゴミ捨て場へ
- ゴミ箱は蓋つき+防臭タイプを使用
- 生ゴミは新聞紙などで包んでから捨てるとニオイ対策にも◎
加えて、三角コーナーや排水ネットも毎日取り替えることが望ましいです。小さなゴミの残りかすも、ゴキブリにとっては「エサ」です。
隙間をコーキングやテープで塞ぐ

ゴキブリはわずか2〜3mmの隙間があれば侵入可能です。つまり、家の中にある小さな隙間も放置していると、彼らにとっては「出入り自由な玄関口」になってしまいます。
特に注意したい箇所:
- エアコンや給湯器の配管の根元
- 床と壁の接合部(特に古い木造住宅)
- キッチンや洗面所の水道管の周り
- 窓のサッシやドアの下部
市販のコーキング剤や防虫パテ、隙間テープを使えば、誰でも簡単にふさぐことができます。年に1度の点検を習慣にすると効果的です。
ダンボールは早めに処分する

ダンボールは、ゴキブリにとって食料にもなり、隠れ家にもなる」最高のアイテムです。特に湿気を吸ったダンボールは、卵を産みつけるには最適な場所になります。
このような場面で放置しがちです:
- ネット通販の荷物を玄関や部屋に置きっぱなし
- ダンボールを収納代わりに使っている
- 引越し後の空き箱が長期間そのまま
対策としては、荷物が届いたら中身を取り出し、ダンボールは当日中に処分すること。どうしても一時的に保管する場合は、屋内ではなく、玄関の外や倉庫などに保管するようにしましょう。
排水口のフタを閉める・水を流す

ゴキブリは下水管や排水口を通って家の中に侵入してきます。特に、排水トラップ(水を溜めて匂いや虫の侵入を防ぐ部分)が乾燥してしまうと、ゴキブリが通れる隙間ができてしまうのです。
以下の場所は注意が必要です:
- キッチン・浴室・洗面台の排水口
- 洗濯機の排水ホースの根本
- 使用頻度の少ないトイレや水回り
対策としては、
- 夜寝る前に排水口に水を流す(乾燥防止)
- 排水口カバーや専用の防虫キャップを設置
- 長期間不在にする前にトラップに水を補充
また、就寝前や外出時には排水口にフタをしておくことでも、侵入をかなり防ぐことができます。
家に出たゴキブリの撃退方法|おすすめグッズと対処手順
どんなに気をつけていても、ゴキブリが出てしまうことはあります。そんな時こそ、焦らず、冷静に、効果的な方法で対処することが重要です。
正しい駆除方法を知っておけば、再発も防げて安心です。
ここでは、状況別に適したゴキブリ撃退法と、おすすめグッズをご紹介します。
即効性を求めるなら:スプレータイプ殺虫剤

ゴキブリを今すぐその場で確実に退治したいという場合は、市販のスプレー型殺虫剤が最も効果的です。
特に人気が高いのは次のような製品:
- ゴキジェットプロ(アース製薬)
- ゴキファイターストロング(フマキラー)
- コンバットスプレータイプ
これらは冷却・駆除・燻蒸効果を持ち、瞬時に動きを止めることができます。
使い方のコツ:
- ゴキブリに直接命中させることが重要
- 高所や家具の裏に逃げた場合は、出入口に向けて噴射して待ち伏せ
- 噴射後、数分置いてから回収し、ティッシュやビニール袋で包んで捨てる
巣ごと狙うなら:ホウ酸団子やベイト剤

1匹見かけたということは、その裏に巣がある可能性が高いです。繁殖を防ぐためには、巣に潜んでいるゴキブリを一網打尽にする駆除が必要です。
そこで効果的なのが「ベイト剤(毒エサタイプ)」です。
おすすめ製品:
- ブラックキャップ(アース製薬)
- コンバット(KINCHO)
- ゴキブリキャップ(アース製薬)
これらはゴキブリがエサとして食べ、巣に持ち帰って仲間も巻き込んで駆除する仕組み。数日~1週間で巣ごと壊滅させる効果があります。
設置のコツ:
- 壁際、冷蔵庫の裏、シンク下などゴキブリの通り道に置く水場の近くや暖かい場所がベスト
- 人目の届かない10カ所以上に設置すると効果アップ
逃げられたときは:トラップや粘着シート

ゴキブリを見失った、または定期的に出るけれど姿は見えない…そんな時は粘着式のトラップを使って「見つける・捕まえる」のが有効です。
定番商品:
- ごきぶりホイホイ(アース製薬)
- ゴキブリがいなくなるスプレー+粘着シート併用
- おすだけベープ × トラップ型
粘着タイプのトラップは、通り道を可視化できるだけでなく、駆除+発生源の特定に役立ちます。
仕掛け方:
- 夜間、照明を落とす前に設置
- 家電や棚の裏、冷蔵庫のそば、洗面台下に置く
- 複数箇所に配置して、どこを通っているかを観察
注意点:新聞紙で叩くのはNG

思わず手に取ってしまいがちな「新聞紙で叩く」という対処法。
しかしこれは衛生的にも心理的にもおすすめできません。
なぜなら:
- ゴキブリの体液や卵が飛び散る可能性がある
- バクテリアや寄生菌を撒き散らしてしまう
- 不完全な駆除で逃がすリスクも高い
また、床や壁紙を汚してしまうリスクもあるため、確実かつ清潔な方法(スプレーやベイト)を選びましょう。
掃除も忘れずに

駆除後の掃除は、ゴキブリのフェロモンや体液の除去、再発防止に欠かせません。
やるべきこと:
- 駆除した場所をアルコールや台所用漂白剤でしっかり拭く
- 床や壁も含めて、まんべんなく除菌
- 使用済みのトラップやスプレー缶はビニール袋に入れて密閉処分
また、掃除をすることで他の侵入口やゴミの残りにも気づけるため、再発の予防にもつながります。
根本的な解決には?プロに頼るタイミングと費用感
「何度駆除してもゴキブリが出てくる…」「どこに巣があるのかわからない…」
そんなお悩みを抱えている方にとって、ゴキブリ駆除業者への依頼は有効な選択肢です。
市販の駆除グッズや掃除では対応しきれないレベル(蔓延)には、専門知識と設備を持つプロの手を借りるのが最も確実です。
こんな場合は業者を検討しよう
以下のような状況が1つでも当てはまるなら、専門業者の出番です。
毎年同じ時期にゴキブリが出る

繁殖が根付いている可能性あり。家の構造や配管経由で再発しているケースが多いです。
巣の場所がわからない

見えない場所(壁の中、床下、天井裏)に巣を作っていることも。プロの調査なら発見できます。
赤ちゃんやペットがいて薬剤が使えない

専門業者は人体や動物に配慮した薬剤選定や施工方法を選んでくれるため安心です。
高層マンションでも出た

排水管やダクトを通じて上下階から侵入していることも。個人では対応が難しいケースです。
複数回目撃している

成虫だけでなく、卵や若いゴキブリがすでに家の中にいる可能性大。早急な対応が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ゴキブリ1匹見ただけでも駆除すべき?
→ はい、1匹でも見かけた場合は巣がある可能性が高いです。放置せず、ベイト剤や粘着シートを使って駆除しましょう。
Q2. ゴキブリは冬でも出ますか?
→ 一般的には活動が鈍くなりますが、暖房の効いた室内では活動を続けることがあります。冬でも油断は禁物です。
Q3. ペットがいても使えるゴキブリ駆除剤はありますか?
→ 「ペットにやさしい」「天然成分配合」などの表示がある商品を選びましょう。不安な場合は業者に相談するのが安全です。
Q4. 自宅でできるゴキブリの簡易トラップはありますか?
→ 空き容器に砂糖+ホウ酸+小麦粉を混ぜたものを入れる自作ベイト剤があります。ただし、ペットや子どもがいる家庭では使用を控えてください。
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