感染症の原因となる為ネズミは絶対に駆除しましょう!
ネズミは絶対に駆除しなければなりません。何故ならば、ネズミの体にはたくさんの害虫が付着し、体内にはたくさんの寄生虫が潜んでおり、ばい菌を保有しているからです。
そのまま放っておくと意外と知られていませんが、下記の絵の様に感染症などの病気に繋がってしまう事もあります。このブログでは、絶対にネズミを駆除しなけばならない理由をご説明していきます。
ネズミに噛まれると鼠咬症〔そこうしょう〕になる恐れが
菌には鼠咬症〔そこうしょう〕スピリルムとストレプトバチルスの2種類ありますが、日本では前者によるものが多くみられます。菌を保菌しているネズミに噛まれると、その傷口から感染します。
鼠咬症〔そこうしょう〕スピリルム
鼠咬症〔そこうしょう〕スピリルムによる場合、噛まれてから2週間前後の潜伏期のあと、悪寒、発熱、頭痛など発症します。咬傷部(こうしょうぶ)は潜伏期間中にいったん治癒しますが、発症と同時に再び赤く腫れ、潰瘍をつくるようになります。
鼠咬症の症例
2014年7月、石垣島在住63歳女性。自宅でネズミに右手第三指を噛まれた。5日後より発熱、全身倦怠感、嘔気、下痢が出現した。後日四肢の疼痛(とうつう)が出現し、体動困難となったことから、前医に入院した。当院へ転院した際の身体所見では、四肢の抹消優位に点状の紫斑(しはん)と両側の手掌、足底に有痛性の膿胞を認めた。
治療薬として、アンピシリンの点滴静注を開始し、計16日間投与した。股関節や膝関節痛のため寝返りも困難な状態であったが、その後徐々に改善し退院後の36日には、炎症反応、腎機能、肝胆道系酵素はいずれも基準値内となり、皮疹や関節炎の所見は消失した。
ストレプトバチルス
ストレプトバチルスによる場合は、潜伏期は1週間以内で咬傷部が化膿し、まだ治らないうちに発病します。日本ではあまり多く無いですが、噛まれた後は傷口を十分洗い、消毒する必要があります。
手足に出血斑や水疱(すいほう)がみられるのが特徴で、関節炎を引き起こす事もあります。またこれらの病原菌に汚染された食品を食べても感染する事もあります。
ネズミに噛まれなくても感染する感染症
ネズミに噛まれる又、直接触れる事がなくても、ネズミの糞や尿から感染する感染症もあります。
サルモネラ症
サルモネラ菌の感染によって起きる病気です。卵や肉の食中毒の原因菌として知られています。
ネズミが汚染した食べ物を口にしたり、ネズミが触れた食器などを気づかずに使ってしまうことで、人間の体内に侵入することで発症します。
サルモネラ症の症状
一般的に、細菌が侵入してからサルモネラ症の症状が12〜48時間後に起きます。腹痛、吐き気が起き、その後発熱・下痢・嘔吐が起きます。症状は1日〜4日で治ります。
致死率は高く無いのですが、免疫力が落ちている人が感染し悪化すると、死亡してしまうと言われています。サルモネラ菌については、他のページで詳しく書いておりますので、下記ボタンをクリックの上ご覧になってください。
レプトスピラ症
ドブネズミなどの排泄物で汚染された水や土などから、人間の皮膚または口を介して感染する病気です。レプトスピラは、水中でも感染することがあります。
レプトスピラ症の症状
感染してから5日〜3週間程の潜伏期間の後に、発熱・吐き気・喉の痛みなどの軽い症状から、重症度になると黄疸や腎臓に障害が出て出血や死亡することもあります。
ネズミにはノミやダニが寄生しています。
最近寝ている間に、ダニに刺された後がよくあるし、何故か家の中にダニが多くいる感じがする。こう言った場合は、家の中にネズミが侵入して来ている可能性が高いと疑いましょう。
何故ならネズミの体にはダニやノミがビッシリと寄生しているからです。ネズミが餌を食べ続けて行く限り、ダニやノミはネズミの血を吸い続ける事が出来ます。そして大量発生すると人を刺すこともあります。
ダニの種類などについては下記ブログにて詳しく書いておりますので、是非ご参考にしてください。
ネズミは絶対に駆除しなければならない理由
以上ネズミが原因で引き起こす感染症などについてご説明致しましたが如何だったでしょうか?
- 天井裏を走り回る音がする
- ベランダの植物や御供物に齧られた跡がある
このような状態を放って置くと、後々いろいろな所で不具合が起こってしまいます。またネズミに配線などを齧られると、ショートして火災の原因にもなり兼ねません。
やはりネズミは、絶対に駆除しましょう。早めの対応が、感染症などのリスクを減らします。
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執筆者:ダスキン東寺尾支店 斉藤 英一