ワモン(輪紋)ゴキブリの生態
ワモンゴキブリとは、体は褐色で艶があり前胸部に黄白色の輪紋があることからワモンゴキブリ(輪紋ゴキブリ)と名が付きました。
ワモンゴキブリの体長、生息地
体長は30mm~50mm位の大型のゴキブリで触角は長く、特に肢の棘が目立つ害虫です。日本に多く生息しているチャバネゴキブリは最大で約25㎜、クロゴキブリで最大約35㎜です。ワモンゴキブリは最大で50㎜にもなる為、いかに大きいかがわかると思います。
南国、熱帯に分布し原産国はアフリカと言われており日本でも南国の九州南部や、沖縄、小笠原諸島には普通に見られますが、近年では暖房が完備している北海道でも確認された事例がございます。
被害
ゴキブリ全般に言える事ですが、とにかく見た目が不潔で
- 嫌悪感
- 不快感
- 恐怖感
を与える、出来れば遭遇したくない害虫です。非常に不衛生の為、排泄物が食器または食品などに入り込むと食中毒の原因となり、排泄された糞が染みとなり汚染したりします。
ゴキブリの死骸や糞はアレルゲンであり、吸い込むとアレルギー性喘息の原因になります。
産卵方法は?
1回の産卵で約15個の卵が入った卵鞘を産みます。成虫寿命が約2年~2年半で、その間60~90回程の卵鞘を産みますので、生涯一匹のメスが産む卵の数は最低でも約900匹以上になります。
寿命・活動時期
ワモンゴキブリの寿命は約2年半と言われていますが、約3年も生きるワモンゴキブリもいます。幼虫期間は約半年で成虫になって約2年~2年半生きる計算です。
ワモンゴキブリの活動時期は5月~10月の暖かい季節を好みますが、近年の空調設備精度の強化により屋内は季節、場所問わず活発に活動いたします。
ワモンゴキブリの活動エリア
ワモンゴキブリもクロゴキブリ同様に温かい場所を求めて屋内に侵入してまいります。とくに屋内ならいつも温かい飲食店の厨房、屋外なら下水道のマンホールなどに身を潜めています。
以上のような事から、温かく餌が豊富で隠れ場がいっぱいある横浜中華街や川崎銀柳会の繁華街によく生存しており特に横浜中華街のお店からは被害の情報や駆除依頼を沢山いただきます。
駆除方法
クロゴキブリと同じく、基本的には屋外のマンホールやゴミ捨て場に巣を作ることが多い為、ダスキンではベイト剤(毒餌)や殺虫剤で対応します。
ゴキブリ駆除徹底研究(動画)
ゴキブリ駆除の精度を上げる為には⁈ という観点からゴキブリの生態をよく知る為に、現場からゴキブリを採って会社で飼うことにしました。
その模様を動画でご紹介いたしますので、是非ご覧になってください。
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害虫駆除ブログ
クロゴキブリやチャバネゴキブリの生態についても書いております。
ゴキブリは段ボールに身を潜め室内に侵入してきます。ここではゴキブリの侵入対策について書いています。
執筆者:ダスキン東寺尾支店 斉藤 英一